
墨東病院の魅力について
Q. 墨東病院を研修先に選んだ理由を教えてください。
研修医Y: 市中病院の良さと、高次機能病院としての良さを「いいとこ取り」できる病院だと思ったのがきっかけです 。実際に入職してみると、研修医が日々、病棟管理やERの診察に携わる機会が非常に多く、主体的に患者さんと関われることが大きな強みだと感じています。

Q. 指導医から見た、病院の強みとは何でしょうか。
指導医K: 当院は城東地区200万人以上を支える「最後の砦」として、幅広い疾患を経験できる病院です。救急医療が盛んで、シニアレジデントや初期研修医といった若い先生方が主役となりながら、屋根瓦式の体制で手厚いバックアップを受けつつ、多くの臨床経験を積むことができます。Common diseaseから高度な専門性を要する疾患まで、偏りなく経験できる点が大きな強みです。
血液内科での研修と教育方針
Q. 血液内科ではどのような疾患を扱い、どんなスキルが得られますか?
研修医Y: 主に血液腫瘍の治療をされている患者さんが中心で、抗がん剤の副作用への対応や感染症への対応がメインとなります。手技としては、中心静脈カテーテルの挿入や骨髄検査などの専門的な経験を積むことができますし、血液疾患の基本的な知識についても理解を深めることができます。

指導医K: 血液がんの治療そのものだけでなく、合併する心不全や呼吸器疾患、感染症などに対する対応を含め、患者さんの全身管理をマネジメントする力を身につけることができます。また、当科は比較的少人数のチームで診療を行っているため、多様な手技を数多く経験できる点も特徴です。
Q. 指導にあたって大切にしていることや、チームの体制について教えてください。
指導医K: 一番は「医師としての自覚」を持ってもらうことです。言われたことをこなすだけでなく、自分が主治医であるという責任感を持って取り組めるよう、あえて手取り足取り教えすぎず、主体性を引き出す指導を心がけています。少人数のチームだからこそ、研修医の先生にしっかりと一人の医師として患者さんを任せています。もちろん患者さんの不利益にはならないようサポートできる体制をとっています。
Q. 研修医の成長を感じるのはどのような時ですか?
指導医K: 2ヶ月目になり、検査の意図や薬の調整を自分で考えて動けるようになった姿を見た時です。また、ローテーション終了後でも、ER(救急外来)など他科を回っている際に、自分なりの提案を持って血液内科へコンサルト(相談)に来てくれると、非常に成長を感じます 。

現場のリアルと本音
Q. 実際の研修生活は、事前のイメージとギャップはありましたか?
研修医Y: 救急が有名なので「激務」を想像してなじめるか不安もありましたが、実際は日中集中して働き、オフはみんなで楽しむといった、オン・オフのメリハリがついた充実した研修ができています。また、血液内科の患者さんは入院期間が比較的長いため、腰を据えてじっくり診察に向き合える良さがあります。

Q. 指導医として、教育現場での悩みはありますか?
指導医K: 働き方改革が進む中で、研修医にどの程度の負荷をかけるべきかという点には常に悩みがあります。ある程度距離を取って見守ることが成長につながる一方で、放置になりすぎてもいけませんし、過度な負担になってもいけません。主体性を引き出しながら適切なバランスを保つことの難しさを、日々感じています。
医学生へのメッセージ
Q. 最後に、墨東病院に興味のある医学生や読者へメッセージをお願いします。
研修医Y: 墨東病院は、勉強になる症例が豊富で、実際にやらせていただける機会が多い「成長の機会」にあふれた病院です。それに加えて、指導医や先輩、同期など、真摯に医学に向き合っている素晴らしい「人」に恵まれていることが、何よりの刺激になると思います。

指導医K: 表現が難しいのですが、若いうちは忙しい環境で多くの経験を積むことが重要だと考えています。ただし、それは単に雑務に追われるだけの忙しさであってはいけません。当院は200万人以上にとっての「最後の砦」として、あらゆる疾患が偏りなく集まる環境です。その中で、シニアレジデントや初期研修医といった若い先生たちが主役となり、しっかりとした屋根瓦式の体制のもとで多様な経験を積むことができます。やる気と体力のある方にとって、これ以上ない成長の場だと思います。