特定行為研修SPECIFIC CONDUCT TRAINING

研修概要

当院における看護師特定行為研修の特色

1. e-learningを活用した効率的なカリキュラム

働きながら研修を受けられるようe-learningでの学習を主としていますが、定期的に対面による集合研修を組み合わせることで、研修生が効率よく学習を進めることができるようにカリキュラムを作成しています。

2. 学習と臨床を統合した研修

シミュレーターを用いた演習やER外来での実習を行うことで、学習内容と実際の臨床を統合し特定行為を実践する能力の基礎を身につけます。また、少人数制のきめ細かい指導で、研修生のスキルアップを実現します。

3. 経験豊富な専門医が講師を担当

東京都区東部地域における唯一の三次救急患者対応病院であり、あらゆる分野の幅広い診療を行っています。当院に所属する各学会認定の指導医・専門医資格を有する経験豊富な医師が講師を担当し、わかりやすく適切な指導を行います。

4. 専属の研修担当者が学習をサポート

特定行為研修担当者が研修生の学習進捗状況を共有し、個別的に悩みや相談に対応することで学習がスムーズに進むよう支援します。

当院で実施している区分:13区分27行為

特定行為区分特定行為名
1呼吸器(気道確保に係るもの)関連経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整
2呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連侵襲的陽圧換気の設定の変更
非侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
人工呼吸器からの離脱
3呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連気管カニューレの交換
4循環器関連一時的ペースメーカの操作及び管理
一時的ペースメーカリードの抜去
経皮的心肺補助装置の操作及び管理
大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの
補助の頻度の調整
5ろう孔管理関連 ※2024年度開始胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は
胃ろうボタンの交換
膀胱ろうカテーテルの交換
6栄養に係るカテーテル管理
(中心静脈カテーテル管理)関連
中心静脈カテーテルの抜去
7栄養に係るカテーテル管理
(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入
8創傷管理関連 ※2024年度開始褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
創傷に対する陰圧閉鎖療法
9動脈血液ガス分析関連直接動脈穿刺法による採血
橈骨動脈ラインの確保
10栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
脱水症状に対する輸液による補正
11感染に係る薬剤投与関連感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与
12血糖コントロールに係る薬剤投与関連インスリンの投与量の調整
13循環動態に係る薬剤投与関連持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整

年間スケジュール

5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月
共通科目 臨床病態生理学 e-learning
演習・実習
筆記試験
臨床推論
フィジカルアセスメント
臨床薬理学
疾病・臨床病態概論
医療安全学
特定行為実践
区分別科目 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 e-learning
演習・実習
筆記試験
OSCE
臨地実習
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
循環器関連
ろう孔管理関連
栄養に係るカテーテル管理
(中心静脈カテーテル管理)関連
栄養に係るカテーテル管理
(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
創傷管理関連
動脈血液ガス分析関連
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
感染に係る薬剤投与関連
血糖コントロールに係る薬剤投与関連
循環動態に係る薬剤投与関連

5月初旬 開講式
5月~8月 共通科目(e-learning・演習・筆記試験・実習)
9月~12月 区分別科目(e-learning・演習・筆記試験・OSCE)
※受講区分によって期間は異なりますが、共通科目・区分別科目受講中は概ね週2日の集合研修があります。
1月~3月 臨地実習(自施設実習)
4月下旬 修了式

シラバス

準備中