臨床研修RESIDENT

初期研修医からのメッセージ

丸野 桃子
初期研修医 救急科 外科志望
墨東病院を選んだ理由
私は初期研修の2年間では数多くの疾患に素早く対応できる力を身に付けたいと考え、豊富な症例数を誇る墨東病院を選びました。また、墨東は三次救急の救命救急センターと一次二次救急のERがあり、2年間を通して軽症から重症まで幅広い重症度の疾患を経験できるのも魅力的だと感じました。
入って良かったこと
圧倒的な症例数を経験しつつも一つ一つの症例を大切にし、より多くの知識を吸収しようと奮闘している同期や先輩方に感化され、刺激ある研修医生活を過ごしています。
また実臨床で、指導医の丁寧な指導のもと診療や手技を数多く経験できるだけでなく、勉強会などのアカデミックな研修にも力を入れており質の高い研修だと感じています。
例えば毎週木曜日夕方に開催されるER勉強会では、ジュニア(初期研修医)とシニア(後期研修医)がペアとなりERで実際に診た症例をもとに症候ごとにスライドを作成・発表し、日々のER診療に役立てています。
また熱意ある上級医の指導のもと診療を行うことで、安全で質の高い研修が実現しており、医師としての礎を築くのに最適な環境です。

寮は病院近くの借り上げマンションに格安で住まわせていただいています。病院を選択する上で、住む環境は大切な点と一つと考えておりました。病院からも駅からも5-10分程度、ユニットバスではなく綺麗で大変満足しています。

研修医室は1・2年目合計40人程度が4部屋に分かれ、個々のデスクを割り当てられています。部屋にカルテがあるので仕事ができます。
分からないことがあったらすぐに先輩に聞けますし、同期とは経験したことの共有をしております。
上級医の目が無く、のびのびと過ごすことができ、ほっと息のつける空間です。14階に位置するので眺めも最高です。

本橋 孝太
初期研修医 脳神経外科志望
墨東病院を選んだ理由
当院を初期研修病院に選んだ理由は、研修施設というハード面での良さでした。区東部医療圏という広大な医療圏の中核病院である当院は、市中病院でありながら救命センターや集中治療科など豊富な診療科を有し、多様な症例が集まります。初期研修医期間は偏りのない診療能力を身に着けたいと考えていた私にとって大変魅力的な施設でした。
墨東病院に入ってよかったこと

実際に研修医生活を送ると、人というソフト面での良さをつくづく感じます。EBMに基づく指導を下さる上級医、兄弟の様に親身に相談に乗っていただける専攻医、コミュニケーション能力と人間性に長けた同期、毎日研修医室で自主学習に励むやる気に満ち溢れた後輩に囲まれています。モチベーションを維持しながら、日々実りある研修医生活を送るにあたって周囲の人に恵まれていると感じています。

地域医療の研修では、私は江東区の慢性期病床、介護老人保健施設、産婦人科、小児科、訪問診療のクリニックなどで勉強させて頂きました。当院では急性期疾患を扱うことが多いですが、患者さんが退院、転院した「その後」を知ることができ、地域との医療連携の重要性を感じました。自宅近くで研修出来たので引越しもなく非常にストレスなく過ごせました。研修医の中では北海道や沖縄、岡山県で地域研修をした人もいて、とても良さそうでした。

墨東病院で学んだこと
当院の特徴である救急診療を重点的に学びました。ABCの不安定な患者さんの対応は全ての医師ができる必要があります。当院は都内でも有数の救急病院であり、1年目の救急外来2ヵ月、2年目の救命センター2ヵ月、2年間の当直で手厚い救急専門医のバックアップの下、研修医が裁量をもって診療にあたることができます。この学びは今後どの診療科に進んでも活きると思います。
井上 真子
後期研修医 産婦人科(当院初期研修修了)
墨東病院を選んだ理由

初期研修では救急をしっかり身に付けたいと思っていたので、周産期医療センターと救命センターがあり、内科や外科もバランス良く研修できる墨東病院を選びました。

研修を経て学んだこと、良かった点
症例の重さでも、カンファレンスや発表の面でも、ハードな場面があったので、精神的、身体的に成長しました。特に救急の初期対応は体に染み込んでいると感じます。研修医が経験すべき手技の機会は十分にあり、さらに産科では帝王切開の執刀をさせて頂いたりと、実技を含めしっかり指導するという雰囲気がどの科にもありました。
後期研修でも墨東に残った理由
総合周産期医療センター、スーパー母体救命センターとして、合併症妊娠や救急疾患、社会的ハイリスクまで様々な症例が集まり、非常に勉強になります。婦人科では開腹手術の症例が多く、手技に関して手厚い指導を受けられます。また、悪性腫瘍をメインに扱っており、診断から化学療法、終末期まで幅広く学べます。周産期、婦人科腫瘍のサブスペシャリティのプログラムがあること、働き方改革が進んでいることも挙げられます。
齊田 冠斗
後期研修医 循環器科(当院初期研修修了)
墨東病院を選んだ理由
私は初期研修で学びたいと思い、多くの病院の救急科を見学させていただきました。目の前で倒れた人がいた時に対応できるような医師を志しました。その中で初期研修医が最も救急診療に参加し、1年目と2年目を比較した時に最も力がつくと思ったのが墨東病院でした。市中唯一の高度救命センターでもあり重症疾患も多く搬送されるだけでなく、ウォークインも非常に多く、十分な初期対応能力と経験、判断力が身につくと考えました。CCUネット(心筋梗塞や不整脈、心不全などの搬送)や脳卒中A(脳梗塞や脳出血の搬送)も、直接循環器内科や脳外科ではなくまず救急でファーストタッチ出来ることも力になると思いました。
また医療圏である墨田区江東区江戸川区は大学病院本院がない病床不足地域にも関わらず、駅から徒歩10分程度かつ10分程度で東京駅につく好立地であることも魅力的でした。志望者が多く受験日が2日間あることがデメリットでしたが、その分本気で当院を志望していた研修医ばかりでしたので、モチベーションを高く保ち続けられると思いました。墨東で初期研修して後期を他の病院に行った人や初期を他の病院で終えて後期で墨東にきた人のお話や働き方、実際半分以上が初期研修から後期研修に残っていたことからも、良い研修病院であることは間違いないと確信し志願しました。
後期研修でも墨東に残った理由
私は循環器科を志し、当院の内科研修プログラムを希望しました。当院の内科研修では循環器科だけでなく、腎臓内科や神経内科、糖尿病内科などを一年間ローテートします。内科専門医の取得においても症例が必要な上、将来内科医として専門以外の知識も持つことも重要と考えました。また当院循環器科は、CCUネットの患者数も東京都第一位と多くの循環器救急患者の対応が出来るだけでなく、後期研修でもPCIやカテーテルアブレーション、TAVIといった手技に術者として担当していることを知りました。そして後期研修中に国立循環器病医療センターで研修した先輩方や榊原記念病院で研修出来ることを知り、大変勉強になると思い後期研修でも当院に残ることを決めました。
後期研修で残ってみて
当院の研修医は勉強熱心でモチベーションが高い人が多く、同期に恵まれた環境で満足した研修が出来ました。学会で賞を受賞させていただいたり、多くのことを学ばせていただきました。後期研修では、初期から残っている分、自分が教えていただいた手技や知識を後輩たちに還元したいと思っております。教える分自分の成長にもなっています。私は当院での初期研修で全く後悔はなく後輩たちにもすすめているので、良い臨床医になれるよう微力ながら指導し、私が経験したような満足した研修が出来たら幸いです。