当院の小児科では、毎月2人前後のジュニアレジデントがローテートしています。
レジデントが経験する疾患は、RSウィルス感染症などの呼吸器疾患の他、気管支喘息、熱性けいれん、川崎病、ネフローゼ症候群、低身長など広い領域にわたります。患者さんの年齢も新生児から思春期までと幅広く、ローテーション中は同じチームの小児科医師とともに診療にあたってもらいます。 7月はJ2廣瀬先生、北奥先生がローテーションしてくれており、採血等の検査やカンファのプレゼンなどにも積極的に参加してもらっています。
廣瀬先生は将来、神経内科に進む予定とのことです。ローテーション中に神経を専門とする小児科医よりてんかん脳波の読み方を学ぶ機会もあり、将来の専門研修に向けても充実した研修となっているようです。
「小児科の研修は、成人とは手技や病態の考え方が全く異なるので、0からのつもりで研修をスタートしました。ぐったりしていた患者さんが元気になっていく姿をみるとやりがいを感じます」と廣瀬先生から感想をもらっています。
小児科のローテ―ト中には、患者さんに大泣きされたりして他科にはない苦労を経験することもありますが、元気になった患者さんの笑顔には癒されます。
時には患者さんから感謝のお手紙までいただけることもあります。今後ローテ―トしてくださる先生方にも充実した研修となるよう引き続き取り組んでいきます。

