研修医ブログ RESIDENT BLOG

歯科口腔外科インタビュー

2025.11.28

研修医 M医師が墨東病院を選んだ理由

墨東病院を選んだ決め手は何でしたか?

研修医 M:私は将来、口腔外科を続けていきたいという強い希望がありました。そのため、総合病院で、さまざまな疾患を持った患者さんの歯科口腔外科的医療や診療を経験したいと思い、墨東病院を選びました。

研修を始めてから感じたギャップと学び

大学で学んだことと臨床現場との間に違いを感じることはありますか?

研修医 M:私の出身大学は歯科単科の病院でしたので、医科がない環境での実習が多かったのですが、実際にここで研修してみて、全身管理の大切さを痛感しました。

墨東病院には、基礎疾患をお持ちの患者さんが非常に多く、悪性腫瘍の手術はもちろん、化学療法や病棟管理など、大学で学ぶ知識だけでは足りないことがたくさんあると痛感しました。この2年間で新たに学ばなければならない知識や実践が多くあるということを日々感じています

どんな患者さんを診る?研修の魅力

歯科口腔外科には、どのような患者さんがいらっしゃいますか?

研修医 M:親知らずの抜歯依頼が最も多いですが、手術症例では、骨折嚢胞のほか悪性腫瘍顎変形症などの患者さんもいます。また、多くの基礎疾患をお持ちの患者さんステージの進んだ薬剤関連性顎骨壊死の患者さんが多いのも当院の特徴です。

患者さんを診る上で、日頃から気をつけていることは何ですか?

研修医 M:基礎疾患をお持ちの患者さんが多いため、問診でどのようなお薬を飲まれているか、どのような基礎疾患があるかを注意深く確認します。その上で、治療方針を決定するように気をつけています。

墨東病院の指導体制と求める人物像

指導医の先生は、研修医の先生に「これだけは身につけてほしい」と思うことはありますか?

指導医 A:まずは、研修医というより「人として、社会人として」基本的なところを身につけてほしいと思っています。例えば、遅刻をしない、挨拶をするなど、基本的な振る舞いです。

テクニカルな面では、口腔外科処置の基本となる「抜歯」をしっかりマスターしてもらうことです。また、単に技術だけでなく、基礎疾患や内服薬を考慮した上で、安全に治療を進めるための知識と技術を身につけてほしいと考えています。

研修医への具体的なサポート体制について教えてください。

指導医 A:歯科研修医は2年間(麻酔科の3ヶ月を除く)ずっと歯科口腔外科での研修が中心です。

4月に入職後、すぐに指導医の診療を見学してもらい、ゴールデンウィーク明け頃から初診を一緒に診ていきます。研修医にはまず問診を担当してもらい、フィードバックを行った上で、対応できる処置から段階的に任せていきます。難しい症例は指導医が担当し、サポートに回ってもらう形です。

指導医は曜日ごとに担当が決まっており、研修医は複数の指導医について症例を一緒に診ることで、様々な視点と手技を学ぶことができます。

研修生活の中で、困難にぶつかった時はどうしていますか?

研修医 M:困難に直面した時は、指導医の先生方や先輩方に相談します。また、飲みに行くなど、ちょっとした団らんの場で先生方と交流することで、日々の生活のストレスも解消できていると感じています。研修は大変なことも多いですが、毎日楽しく充実しています。

医学生へ:墨東病院歯科口腔外科の魅力

今後について迷われている医学生へ、メッセージをお願いします。

研修医 M:墨東病院の歯科口腔外科は、自分で実際に手を動かし、多くの患者さんに関わることができる環境です。大変なこともありますが、それだけ毎日が充実しており、研修機関として大変素晴らしい環境だと思いますので、ぜひお勧めしたいです。

指導医 A:ここの研修の最大の特徴は、徹底して「手を動かす」ことです。ただ手術を見ているだけでなく、手洗いをして手術に入ってもらい、外来でも一緒に処置を行います。

最初の2年間で実践的なスキルをぐんと集中的に上げるので、その後の伸びしろが大きくなります。将来、口腔外科を志望する方にとって、本当に良い研修先だと断言できます。ぜひ一度見学に来てほしいと思います。