看護職員研修NURSING STAFF

研修記録

2025年9月

看護職員研修風景 【オムツ交換・皮膚保護】~患者にとって快適なケアを提供する~

入院を機に初めてオムツを使用される患者様も多くいらっしゃいます。快適にご使用いただき、皮膚トラブルを防ぐためには、正しい装着方法と適切なスキンケアが欠かせません。

今回の研修では、新人看護師、ナースエイド、栄養士の皆さんを対象に、オムツの正しいあて方と皮膚保護のケア方法について講義と演習を行いました。
講義では、オムツの種類や特徴、患者様のADL(日常生活動作)に応じた選び方、皮膚トラブル予防のためのケアのポイントなどを学びました。演習ではペアになってオムツを装着し合い、装着感を体験するとともに、ハーティーグローブを用いた除圧の方法も実践しました。

参加者からは、「実際に体験することで患者様の不快感やケアの工夫がよく理解できた」「今後のケアにすぐに活かせる内容だった」といった声が寄せられ、大変好評をいただきました。
今後も、患者様の快適な療養環境づくりに向けて、スタッフ一人ひとりの知識と技術の向上を目指してまいります。

2025年7月

看護職員研修風景 【レベルⅠ】第2回 新人サポートカンファレンス
~段取り力向上に向けたレクチャーとグループワーク~

臨床研修を終えて約1か月が経過したタイミングで、新人看護職員を対象としたサポートカンファレンスを開催しました。先輩職員の支援を受けながらも、業務を自ら遂行していく中で求められる「段取り力」について、柔軟な対応力を養うことを目的にレクチャーを行いました。

研修では、「段取り力向上ロードマップ」を用いて、現在の自分の段取り力、先輩から学んだ工夫やコツ、今後伸ばしていきたい点を記入してもらい、それをもとにグループワークを実施しました。グループワークでは、業務を効率的に進めるための具体的な行動について意見交換を行い、参加者全員で共有しました。

参加者からは、「同期との情報共有が有意義だった」「他者の意見を聞くことで新たな視点が得られた」「自分の業務時間の把握が不足していることに気づき、改善への意識が高まった」などの声が寄せられました。
カンファレンスの最後には、指導者からのメッセージカードが贈られ、温かい雰囲気の中で終了しました。今後も、看護職員一人ひとりの成長を支える取り組みを継続してまいります。

看護職員研修風景 【摂食嚥下・栄養】~知識から技術へ、嚥下ケアのステップアップ~

当院では、NST(栄養サポートチーム)専門療法士と摂食嚥下障害看護認定看護師を講師に迎え、「摂食嚥下・栄養」研修を開催しました。栄養管理と嚥下機能の両面から学びを深めることができる内容で、実践的かつ体験型のプログラムとなっています。
講義に加え、演習では実際に体を動かしながら、嚥下しづらい体勢や舌の位置による誤嚥リスクを体感。参加者は、患者さんが直面する“飲み込みにくさ”を自らの身体で経験することで、ケアの難しさや重要性をより深く理解することができました。

また、トロミ水の作成体験では、トロミの付け方や濃度による味の違いを実感。日々のケアにおいて、食事の工夫がいかに大切かを改めて考える機会となりました。
反復唾液嚥下テストでは、自身の嚥下機能を確認。中には「唾液を飲み込むのが難しい」と感じながら取り組む研修生もおり、嚥下障害への理解が一層深まりました。
こうした体験を通じて、リハビリの重要性や、患者さんの視点に立ったケアのあり方を再認識することができました。

この研修は好評につき、計4回開催。
外部施設からの参加者もあり、施設間の交流の場としても有意義な時間となりました。
参加者からは、「実践しながら根拠が聞けたので理解しやすかった」「自分が患者に行っていることを改めて経験でき、深く学ぶことができた」などの声が寄せられ、大変盛況のうちに終了しました。
今後も、現場に活かせる学びの場として、こうした研修を継続していきます。

看護職員研修風景 【人材育成アドバンス】~一歩先の看護へ、導く力を~

「なぜそう判断したのか?」を言葉にして伝える——それが「思考発話」です。
看護の現場では、経験豊富な先輩がどのように状況を捉え、判断しているのかを新人が理解することが、成長への大きな一歩になります。思考発話は、そうした“考える力”を育てるための有効な指導方法として、近年注目を集めています。

当院では、人材育成の一環として「人材育成アドバンス」という研修を実施しています。この研修は、新人看護職員だけでなく、各部署でスタッフを育てる立場にある方々にも役立てていただけるよう、思考発話の考え方や活用方法を広く周知することを目的としています。

今回は外部講師をお招きし、講義とグループワークを通じて、思考発話の理論と実践を学びました。参加者同士の意見交換も活発で、現場での具体的な活用イメージが広がる有意義な時間となりました。

参加者からは、「思考発話を意識することで、自分の考えを言葉にしながら新人と関わっていきたい」「さまざまな場面で応用できそうなので、今後も継続して学びたい」「自部署でも取り入れてみたい」といった前向きな声が多く寄せられました。外部からの参加者も複数名おり、他施設との交流も生まれるなど、研修は大盛況のうちに終了しました。

今後も、看護の質を高めるための学びの場として、こうした取り組みを継続していきたいと考えています。

最終更新日:2026年01月13日