外部研究機関との連携EXTERNAL AGENCY

研究推進センター(東京都立病院機構)

研究推進センターについて

研究推進センター

研究活動の記録

2025年11月

出張講義「臨床研究を支える統計解析の基礎」

11月6日、都立病院機構研究推進センター主催による出張講義が当院人財育成センターで開催されました。今年2月の「臨床研究のツボ〜計画書から論文執筆まで〜」に続く第2弾として、今回は「臨床研究を支える統計解析の基礎」をテーマに、生物統計家の佐藤先生に1時間の講義をご担当いただきました。

講義では、臨床研究で重要となる変数の選択、評価方法、統計解析の基本的な視点など、研究を進める上で欠かせない要点が非常に分かりやすく紹介されました。随所で質疑応答が交わされ、受講者が抱える疑問をその場で確認できる双方向性の高い内容で、若手から中堅スタッフを中心に大変好評でした。

さらに講義終了後には、追加で1時間の個別相談の時間が設けられ、参加者は自身の研究テーマや解析方法について直接アドバイスを受けることができました。
実際のデータや具体的な研究計画を持ち寄る参加者も多く、
 「統計の壁がぐっと低くなった」
 「研究の次のステップが明確になった」
といった前向きな声が多く聞かれました。

医療現場では臨床研究や統計解析を体系的に学ぶ機会が限られている中で、専門家が現場に出向いて講義と個別相談まで行ってくださる取り組みは、研究人材育成において非常に大きな意義があります。

今後は、都立病院機構研究推進センターを核として、都立病院間での共同研究や研究教育の機会がさらに広がることが期待されます。

当院人財育成センターとしても、若手医療者が研究に一歩踏み出し、臨床研究を通じて医療の質向上に貢献できるよう、引き続き積極的にバックアップしていきたいと考えています。

2025年3月

出張講義「臨床研究のツボ~計画書から論文執筆まで~」

先日、都立病院機構研究推進センターの先生方にお越しいただき、臨床研究に関する出張講義と臨床研究相談の機会を設けていただきました。

出張講義は、“臨床研究のツボ~計画書から論文執筆まで~”というテーマで、1時間あまりの内容でした。

初学者を対象に、参考文献の収集やエビデンスの整理からリサーチクエスチョンの明確化、交絡やバイアスへの対策、研究デザインと倫理的事項、研究開始とデータ収集、統計解析、論文執筆、と臨床研究に必要とされる知識について余すことなく、また初学者でもすっと頭に入ってくるようなとても分かりやすい内容でした。

講義のあとは、すでに臨床研究を始めているあるいは始めようとしている当院職員を対象に、研究推進センターの先生方と直接相談をする機会を設けていただき、とても充実した会となりました。

研究推進センターでは、今後も定期的に臨床研究に必要な教育コンテンツを配信してくれるのと同時に、現在臨床研究に悩んでいる職員を対象に親身に対応してくださいます。

また、都立病院機構全体向けの臨床研究セミナーも年間を通じて企画されており、同じ都立病院機構内での共同研究についてもサポートをしてくれることで、今後多施設共同研究推進においても大きな原動力になりそうです。

最終更新日:2025年11月17日