研修・勉強会記録TRAINING RECORD

検査科

2025.06.10

多職種での一類感染症対応訓練の実施

毎年、院内では一類感染症対応訓練を実施しており、検査科も毎年、積極的に参加しています。2024年は一類感染症患者を受け入れ、安全に採血やレントゲン撮影が実施できることを目的にした訓練を実施しました。この訓練には、病棟の医師や看護師、放射線科、薬剤科、ICN(感染管理認定看護師)など多職種の職員と連携して行っています。院内の職員だけでなく、墨田区保健所や検疫などの行政とも連携し、情報共有や対応策の調整を行っています。また感染症科医師やICNは訓練内容をチェックリストで確認し、各科にフィードバックしています。訓練を通じて、実際の感染拡大時における迅速かつ安全な対応を目指しています。

一類感染症患者受け入れ時の検査は、新棟2階の感染症外来に隣接した一類感染症専用の安全キャビネット内に配置した機器で実施します。生化学、血液、凝固、血液ガス検査は専用機器で行い、インフルエンザウイルスなどの感染症検査はイムノクロマト法で行っています。機器は検査システムと連携しており、結果はリアルタイムに電子カルテで閲覧することが可能です。また、室内にはふ卵器を設置しているので血液培養も可能です。バイオハザード対応の遠心器や高圧蒸気滅菌器も設置しており、安全対策も考慮しています。

検査は通常とは異なる防護衣や二重手袋を着用し、感染対策を徹底して行っています。防護衣を着用して行うため、視界も狭く言葉も聞き取りにくいので、検査は二人一組で行い、安全かつ効率的な作業を心掛けています。

一類感染症専用の検査室は、常に最良の状態で検査が行えるよう、定期的に機器のメンテナンスを実施しています。また検査科内では、防護衣の着脱訓練を定期的に行い、自ら感染しないための感染防護技術を習得しています。