研修・勉強会記録TRAINING RECORD

初期臨床研修医向け・緩和ケア研修

2025.10.30

先日がん診療に携わる医師に対する今年度1回目の緩和ケア研修会を開催しました。

当院では年2回、緩和ケア研修会を実施しています。今回は院内の初期研修医1年目の6名が参加してくれました。

前半はe-learningの復習から始まり、副院長の宮本先生に講義していただきました。

その後、末期がんの告知を行うロールプレイングを通して、コミュニケーションについて学びました。3人組となり、医師役、患者役、評価役を1回ずつ演じました。

今回はがんの患者さんを担当したことがない先生が多く、告知の経験もなかったようなので、良い練習になったのではないかと思います。

後半は、メディカルソーシャルワーカーからがん患者等への支援について紹介していただいた後、実際にがん治療を経験した方に体験談をお話ししていただきました。治療中の不安や復職時に困ったことなど生の声を聴くことができて、とても有意義な時間でした。これからのケアに活かしていきたいと思います。

その後、症例を通して、全人的苦痛に対する緩和ケアについてと、療養場所の選択についてアイディアを出し合いました。当院はワールドカフェ方式でこのセッションを行なっており、最初は緊張も見られましたが、ファシリテーターのサポートもあり、リラックスした雰囲気でディスカッションがなされました。 最後に、緩和ケアを在宅クリニックで実践され全国的にも知られる、わたクリニックの渡邉淳子理事長から、在宅での経験についてご講演いただきました。受講生が1番記憶に残るのは、この講演かもしれません。

基本的な緩和ケアは全ての医師が修得すべき知識・技術・態度です。ぜひ今日学んだことを、日々の臨床に活かしていただきたいと思います。

ご講演いただいた患者様・渡邉先生、ありがとうございました。