研修・勉強会記録TRAINING RECORD

感染対策シミュレーション研修(ICTC)を開催しました(2025年度 第1回)

当院では、2023年度より「感染対策を楽しく学び、実践できるようになること」を目標に、感染対策シミュレーション研修(ICTC)を院内職員向けに年10回実施しています。実際の臨床現場に即したシナリオを用いた体験型のプログラムで、感染対策の基本である標準予防策や経路別予防策について、楽しみながら学ぶことができる内容となっています。2024年度からは、地域医療機関の医療従事者を対象とした院外向け研修も新たに開始し、地域全体の感染対策能力の底上げにも取り組んでいます。

2025年度の第1回目となる研修は、5月23日(金)15時から16時45分にかけて開催されました。今回は、感染症科医師1名がディレクターを、研修修了生である医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の4名がファシリテーターを務めました。受講者は当院の看護師、薬剤師、理学療法士の合計15名で、多職種が協働する形で行われました。

研修はまず、30分間の講義で感染対策の基本となる標準予防策と経路別予防策について復習しました。

その後、受講者は4グループに分かれ、3つの異なる臨床シナリオに基づくロールプレイ(各20分)を実施。現場を想定した状況で感染対策の判断や行動を行い、ファシリテーターからのフィードバックを受けることで、実践力を高めました。

受講者からは「日常の業務の中で生じた感染対策の疑問を解決できた」「他職種との対話を通じて、感染対策をチームで行う重要性を実感した」「ロールプレイ形式での研修は初めてだったが、臨場感があり非常に学びが深かった」などの感想が寄せられ、好評を得ました。

今後も院内向け研修は引き続き年間10回開催を予定しており、院外向けの研修も地域の医療機関と連携しながら発展させていく予定です。また、研修プログラムの内容も随時アップデートし、職員一人ひとりが現場で適切な感染対策を実践できるよう支援してまいります。